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Pippinでトラブルがおきたら、取りあえずはMacと同じ方法の対策をとってみましょう。
すなわち

  1. PRAMクリア(Cmd-Option-'P'-'R')
    キーボードを持っていればなのですが。
    Keybordがない場合は確かNavigation CDにその機能があったと思います。

    基本的にpippinはCD-ROMからしか立ち上がらないので、CD-ROMの内容が壊れると言うことは考えがたく、1、で不具合が解消されない場合は、機械的にどこかが壊れている等と言った事が考えられます。

    Q1 :
    HDD増設後ピピコンが動かなくなってしまいました。起動時のアイコンパレードの際、アップルジャックの機能拡張に赤い×印がついています。

    A1 :
    メインロジックボード(Pippin本体基板)への ピピコンコネクタの半田付けが不良で、付いたり 離れたりしているのかもしれませんね。基板を 半田ごてであたってみたらいいと思いますが。 力の加わる部分ですのであり得ることかと。 右でも左でも同じであれば左右のコネクタ両方 一度に半田付け不良はないと思うので、その場合は おおもとの、CUDA(クーダ)っていうんですけど、 ADB controller/RealTime ClockのICの不良、また はその辺の半田付け不良かと思います。

     

    Q2 :
    拡大鏡でPippinコネクタ周辺を見てましたところ 向かって右のコネクタのすぐ左に L33 L32 L31というなんやわけわからんパーツが並んでますが L32が焦げてL31、L33も変色致しておりました。 HDD増設後ピピコンが動かなくなってしまったのはどうもこれが原因の様です。 これはどの様な役割をしているのでしょうか? また焦げた理由はどの様な事が考えられますでしょうか? この部分を修理する事はシロートには無理でしょうか?

    A2 :
    L31,L32,L33はEMIフィルタと呼ばれる部品です。
    PippinのADBポート(P-ADB)は10Pコネクタですが、実際に使っているのは普通 のADBポートと同じく3端子で  
    (1) ADBデータそのもの
    (2) ADB機器に供給する電源(5V)
    (3) GND(グラウンド、共通の電流の帰り からなっています。L31,L32,L33はこの3つのラインに入っています。配線はこのあと枝分かれして左右のコネクタに行きます。EMIフィルタという名前の通 り、これらの部品は EMI(Electro Magnetic Interference=電磁妨害) を防止するためのフィルタです。主としてテレビ、ラジオなどの放送聴取に対す る妨害を防ぐために、日本をはじめ、北米、欧州などの各国は民生用電子機器から発生する不要輻射(意図せずに発生し、輻射される電磁波に対して厳しい規制をしいています。パソコン(Pippinもこの意味ではパソコンそのものです)は内部に高速のクロックを使用しており、これ らの規制に適合させるのは容易なことではあり ません。特にパソコン本体から長くのびるケーブルは、不要輻射の原因となります。パソコンメーカー各社は、このような長くのびるケーブルを取り 付ける端子には、コネクタに近い部分に同じようなEMIフィルタを付けることが多いようです。

    さて、EMIフィルタはテレビに妨害を与えるよ うな、高い周波数(テレビ放送は100MHzから800MHzの間を使用しています)に対して、大き な抵抗を示し、不要輻射の原因となる高周波電  流(だけ)を抑制する(目的の)ものです。本来その部分を流れる信号や電源の電流に対し ては全く抵抗を示さないことが理想的ですが、実際には直流電流に対しても、いくばくかの抵 抗を示します。さて、これらの部品が変色、また焦げた理由で すが、おそらくADBの各端子を短絡(ショート)するようなことがあったのではないかと思いま す。上に述べたADBの電源ポートは、かなり大 きな電流を流すことができます。短絡よって大 きな電流が流れた結果、その抵抗によって電力 が消費され、部品が発熱し、変色したり焦げた りしたものと想像できます。
    ご存じオームの法則によって   
    (電力)=(電流)*(電流)*(抵抗)の電力が発生し、相当した熱量 が発生する  過大な電流が流れ続けると基板上F2という記号 で示されるヒューズによって電流が遮断される ため、安全は確保されます。  
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     以上ここまでが現在の状況の推定です。以下に  これを改修するためのヒントについて書きます  が、これに基づきご自分でなんらかの作業をな さる場合、その結果 に対して私たちはいかなる  責任をも負うことができません。全てご自身の  判断と責任において行っていただけますようお 願いいたします。
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    さて変色したり焦げたりした部品は当然性能にダメージを受けており、通 常本来の規格値よりかなり高い抵抗を示します。極端な場合、抵抗 無限大、すなわち断線しています。そのため現在はピピコンのようなADB機器に対し 十分な電力を供給できない状態となっていることが考えられ、これがピピコンの動作を極めて 不安定にしている原因でしょう。従って一義的には、この部品を交換すれば正常な状態に復帰する可能性が高いと言えます。ただし、問題はこのような故障がおこった原因 です。考えられるものとしては  
    1.なんらかの不適切な取り扱い(例えばP-ADBポ ートからドライバーなどを突っ込んだ)
    2.これまでに取り付けたADB機器(例えばピピコ ン)に不良なものがあった
    3.メインロジックボード上で、半田付けもしくは 板金の変形などによってこれらの端子が短絡 されている
    などが考えられます。
    1.以外の場合、部品をとり 変えてもすぐにまた同様の故障になってしまう可能性が非常に高いと言えます。まずこの原因を特 定し、改善しなければいけません。 原因を特定するために次のようなチェックをする ことができると思います。  

    ・ピピコンなど接続したことのある機器の端子が 短絡していないか、テスター等で調べる  

    P-ADB端子は
    1: ADB DATA  6:
    2: 7:
    3: POWER 8:
    4: GND 9:
    5:

    10:

    記述していない端子は空きピン

    ・コネクターがつぶれたり、金属くずなどが挟まっていないか、目で確かめる

     ・基板上、コネクタの上記の端子周りで、半田や 他の部品の足、その他の金属くずなどがついて 短絡していないか、目で確かめる  

    これらの手段によって、そもそもの原因を特定し、排除、または安全であることが確認できた後に 部品交換を考えられたらいいと思います。 もしかすると原因を排除するだけで、(部品が 性能を保っていれば)交換なしで動作するかも しれません。 比較的大きな部品でもあることから、部品交換は さほど困難とは思いませんが、半田付けの技能に 個人差がありますので、作業が可能かどうかは、ご自身の判断になると思います。 なお、この部品の仕様は次の通りです。    
    チップ型フェライトEMIフィルタ    
    外形 2.0mmX1.2mm   
    定格電流200mA以上、
    直流抵抗1.5 ohm以下
    (村田製作所、TDKなど)       

    部品を入手されるのは容易ではないでしょうが、とりあえず動作を確認する 手段もあります。(この手段を推薦するものではありません)
    EMIフィルタは不要輻射を抑制するための部品であり、ADB機器の動作自体 には全く関わっていません。この部品を外し、短いリード線で部品のついて いた半田付けランドをつないでやれば、この部品以外に故障がないかどうか 確かめることができます。 ただし、この状態では設計時点での不要輻射性能を満たさなくなっている恐 れがありますので、継続的に使用されるとテレビ、ラジオなどに妨害を与え る可能性があります。妨害が生じた場合には、ピピコンのケーブルに外付け のフェライトコアを取り付けるなどして、ご自身で問題を解決して下さい。


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