iPhoneに関係なさそうなタイトルですが、実はあります。よろしくね。
皆さんは「短編映画」ってご存知でしょうか?日本人にはあまりなじみがありませんが、欧米では一つの文化として広い世代の間で鑑賞されています。
山村浩二監督が「頭山」という落語を主題としたアニメーションでアカデミー賞短編アニメーション部門にノミネートされ、加藤 久仁生監督の「つみきのいえ」は日本の短編としてはじめてアカデミー賞を受賞しました。他に国際映画祭と言えばカンヌ映画祭が有名ですが、そのカンヌ映画祭でも短編映画に対する賞が設定されています。。残念ながら受賞はなりませんでしたが今年平林勇という監督の「shikasha」という短編作品が上映されました。
平林勇監督は日本ではあまり表舞台に立ってはいませんが、世界的には「長編の北野、短編の平林」と言われるほど(だったはず)の監督さんです。
世界三大映画祭といわれるものは、ベネチア、カンヌ、ベルリンですが、平林監督は2009年 『aramaki』(短編映画)でベルリン、2010年『shikasha』(短編映画) で先に書いたようにカンヌに招待されています。そして、その三大映画祭に次ぐロカルノ映画祭では2008年『BABIN』で特別賞を受賞しています。
そんな隠れた「ものすごい日本の監督」平林監督の上映会に行って参りました。
Sound on Film vol.16 !!!平林勇特集!!!
↑の『BABIN』『aramaki』『shikasha』で主演されている堀部圭亮さんからのメッセージにもありますが、平林監督は普段はCMを作るお仕事をされていてその作品はいつも目にしているのですが(たとえば「じゃらん」とかね)、短編の作品は本当に日本では観る機会が少ないのです。海外では何度も何度も上映されているほどなのに、、、、です。先ほど「長編の北野、短編の平林」と書きましたが、お二人に共通するのは「人の狂気」を描く所だとおもいます。そういうテーマに抵抗のない方はぜひ見るべきです。そして、もう一人の世界的な監督の作品の世界を存分に味わってもらいたいです。北野監督に比べてその機会は格段に少ないですので上映会の記事等みかけましたらぜひチェックして見てください。会場に足を運ぶだけの価値がありますから。
ただ、これは個人的な感想ですが北野監督は人の上辺の恐怖と言うか社会的な恐怖を描くのに対し、平林監督は人のうちなる恐怖というか、自分と向き合ったときの奥底に感じる恐怖と言うか、作品を見終わったあとにじんわりとした恐怖をかんじ、その後平林監督の描く「生と死と狂気と正気」に触れることで自分の今まで来た道を振り返らされる。それが平林作品だ、そんなように思います。
大阪での上映は終わってしまいましたが、東京では7/25にぴあフィルムフェスティバルにて上映されますので、興味のある方でお近くの方はぜひどうぞ。
【上映作品】
『PENIS』(3分/2002年)、『TEXTISM』(11分/2003年)
『HELMUT』(9分/2003年)、『ドロン』(16分/2006年)
『17個の空間と1匹のウジ虫で構成された作品』(14分/2007年)
『BABIN』(30分/2008年)、『aramaki』(26分/2009年)
『Shikasha』(10分/2010年 (※東京プレミア上映)
で、『TEXTISM』『ドロン』は平林監督の「お茶目」な部分の作品なので、こちらは別の意味で楽しめますよ。
ぴあは京都、神戸でも上映が予定されているので秋にはまた関西でも平林作品を楽しめるかもしれません。
と、いうわけで短編映画を大きなスクリーンで楽しむということもよいのですが、iPhoneで持ち歩いて本を読むように短編映画をみる、と言うことが出来るアプリのご紹介。
●ShortShortsFilmFestival(無料2作品、他115円〜)
ShortShortsFilmFestivalというのは俳優の別所 哲也さんが主催する短編映画の映画祭の名称で、アジア最大級と言われています。その映画祭が選りすぐった5分から20分以内の世界の短編映画が1作品この値段で見られるのはなかなかありません。作品については個人の好みにかなり左右されるのでここではレビューしませんが、まずは無料の作品から一度ご覧になってくださいな。
iPadでも2倍にして見ることができます。画質ですけれども、結構見られる程度の拡大ではないのかなー?と言う気もしますが、私すでに老眼はいってますので、画質に厳しい方はiPhoneの方でどうぞ。





