●死ねばいいのに/京極夏彦(900円)

iPadで読むのにi文庫もいいけど最近の本が読んでみたくて買ってみました。900円(発売当時はキャンペーン中で700円)という4ケタ以下のお値段というのも手を出しやすかったし。
ほんの内容は大変すばらしい!久々の新刊でちょっと文化的なこともやってるよっていう自己満足もあったり、買って良かったなーとおもうアプリでした。
しかし、本と言う物は実物で読むことの方がひょっとしたらいいのかもしれない、なんて気もちょっとする。確かに電子書籍なら読み終わったあとも邪魔にならないし、持ち歩くにも本ほどかさばらない。だけど、本を開いた時の左側(日本語で書かれたおおよその本は右から開く)の厚さでおおよそどの辺りまでよんだのか、この進展でいくとその厚さでどんな風になるのか、そういう部分も含めて楽しんでるところあるよなーとかんじで、改めて紙の本の良さも実感した。
iPadで読む場合でも総ページ数と読んだページ数は表示されるから問題はないのだけれども、そういう数字だけの問題じゃなくて左手の感触というか、、、、うーん、なんていえばいいのか?
とにかく何かが違うのだ。
だから、本屋さんは心配しなくていいとおもうぞ。紙には紙のいい所があるのだ。いままで読んだことのない作家さんを読むとっかかりとして電子書籍は多いにありだとおもう。値段も若干安い場合があるし、買ってしまって「積んどく」にならない可能性もたかい。もちあるくiPhoneに入れとくならなおさらだ。「あ、もってくるの忘れた」はないのだ。(iPhoneごと忘れたらダメだがw)
その後、やっぱりかさばらない電子書籍でもいいやとなる人もいるだろうし、いや作家自身は好きになったがやっぱりあの手の感触がないと、、、、と言う人もいるだろう。そういう人はその作家の次の新作は紙の新刊をかうかもしれない。功罪でいうならそういう選択肢と機会が広がったと言う点で電子書籍は罪の部分は少ないような気がするな。
また、アプリに動画CMを入れられるのもいいね。次に出す作品の動画CMとかあったらうっかり買っちゃうだろうな。
電子書籍の話になってしまうとアレなので本の感想も書いてみる。
京極夏彦って「姑獲鳥の夏」しかしらなくて、暑苦しいねとねとした小説を書く人だと言う印象があった。確かにこの作品も暑苦しいようなきもするのだが、なぜか最後に泣いた。この結末で泣く?と言う気もしないでもないのだけども、なんだろう、、、、登場人物すべての人たちの不器用さに泣けた。それぞれの愛し方すべてが不器用でうまく回って行かない所に泣けた。で、もう一回自分も不器用にいきてみてもいいんじゃないかって思えた。(高倉健かよ)



